安川 みく
徳島県出身。国立音楽大学卒業後、東京藝術大学大学院修士課程修了。修了時に武藤舞奨学金を賞与。スカラシップでウィーンとロンドンに短期留学。大学院在学中に藝大合唱定期演奏会でJ.S. バッハ《ミサ曲ロ短調》ソプラノソロを務める。英国ギルドホール音楽院アーティストディプロマ課程を最優秀の成績で修了。
2019年より拠点をイギリスと日本とし、両国にてヴィヴァルディ《グロリア》、ペルゴレージ《スターバト・マーテル》、ベートーヴェン《第九》、《合唱幻想曲》、ヘンデル《メサイア》、《9つのドイツアリア》、J.S. バッハ《マタイ受難曲》、《ヨハネ受難曲》、《ミサ曲ロ短調》、ブラームス《ドイツ・レクイエム》、モーツァルト《レクイエム》、フォーレ《レクイエム》、ヴォーン・ウィリアムズ《音楽のセレナード》、シューベルト《ミサ曲第5番変イ長調》、ラヴェル《シェエラザード》、ツェムリンスキー《抒情交響曲》、オルフ《カルミナ・ブラーナ》等、宗教曲と歌曲のソリストとして多くの舞台に出演。
また2020年H. Hadisi《The Rose Garden - 101 Contemporary Persian Songs》の初演でソプラノソロを務めた。(ペルシア音楽協会主催)
2020年、英国ロイヤルオペラハウスJPYAP芸術監督より推薦を受けロンドン・ヘンデル・フェスティヴァルに参加。
オペラでは2022年Hurn Court Opera《ドン・パスクワーレ》ノリーナ役でイギリス南部クライストチャーチ及びソールズベリーにてデビュー。同年に刊行されたOpera Now Magazineでは最高評価の五つ星で評価された。
2022年、東京交響楽団定期演奏会(サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール)にてラヴェル《シェエラザード》をジョナサン・ノットと共演。
同年、LSO(ロンドン交響楽団)ランチタイムコンサート出演。
2023年、ロンドンの在英国日本国大使館にてソロリサイタルに招かれる。5月にGold Medal 2023にファイナリストとして英国バービカンセンターにて指揮 Richard Farnesのもとオーケストラと共演。9月にバッハ・コレギウム・ジャパン定期演奏会(大阪いずみホールおよび東京オペラシティ)にて鈴木雅明指揮、シューベルト《ミサ曲第5番変イ長調》、10月ボーンマス交響楽団とブラームス《ドイツ・レクイエム》を共演。
2024年1月にバッハ・コレギウム・ジャパン ブラームス《ドイツ・レクイエム》にてソプラノを務めた。BIS RecordsよりCDがリリース予定。
4月に山田和樹指揮、バーミンガム市交響楽団 ベルリオーズ作曲《ファウストの劫罰》にCelestial Voice として出演。当演奏会はBBC Radioで放送された。The Telegraghにて五つ星評価を獲得している。
5月、鈴木雅明指揮のもとオーケストラ・アンサンブル金沢 第480回定期公演にて ツェムリンスキー《抒情交響曲》を共演。
8月、藤岡幸夫指揮のもと、関西フィルハーモニー管弦楽団とオペラアリア、デュエット、フォーレ《レクイエム》を共演。当演奏会は収録され、BSテレ東【エンター・ザ・ミュージック】で放送予定。
9月、飯森範親指揮のもと、群馬交響楽団第601回定期演奏会にて《カルミナ・ブラーナ》を共演。
年内の予定に、11月フランス・パリにて藤岡幸夫指揮のもとパドル―管弦楽団とのフォーレ《レクイエム》、12月には飯森範親指揮のもとパシフィックフィルハーモニア東京 特別演奏会 ベートーヴェン《第九》、ジョナサン・ノット指揮のもと東京交響楽団 特別演奏会 ベートーヴェン《第九》等がある。
よんでん文化振興財団、Sidney Perry Foundation 奨学生。令和四年度文化庁新進芸術家海外研修員。ロンドン在住。